コト

アコウの実、鈴なり 淡い紅色も愛らしく 名瀬朝戸

鹿児島県奄美市名瀬朝戸の大川沿いで、アコウの実が鈴なりになっている。落葉した枝や幹に、淡い紅色の愛らしい実がたくさん付き、通る人の目を楽しませている。

 アコウはクワ科の常緑高木。幹から気根を出し、岩や崖に張り付くことが多い。ガジュマルと似ているが、枝や幹に実が直接付くのが特徴。「絞め殺し植物」といわれ、他の樹(き)の上で成長して気根を地面に下ろし、宿主を枯らしてしまう。

 実がなっているのは、農村環境改善センターから国道方面へ向かう川沿いの斜面。6月中旬ごろから実を付け始めたという。

 毎日近くの畑に通っている仲谷靖彦さん(76)=奄美市名瀬=は「ずっと見ているが、こんなに実が付いたのは初めて。コロナや水害と暗いニュースばかりだが、赤い実を見ていると明るい気持ちになる」と話した。

南海日日新聞〔写真〕淡い紅色の実(円内)が鈴なりになったアコウ=10日、奄美市名瀬

南海日日新聞〔写真〕淡い紅色の実(円内)が鈴なりになったアコウ=10日、奄美市名瀬


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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