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休校中の薩川中、人気スポットに 瀬戸内町加計呂麻島=島民交流、グラウンド・ゴルフに活用

鹿児島県大島郡瀬戸内町・加計呂麻島の薩川中学校は2015年度から休校しているが、毎日のようにグラウンド・ゴルフやゲートボールの練習場所、大会会場などとして活用され、島民が集まる人気の施設となっている。

同校がある薩川集落(22世帯34人)の里ゆかり区長(68)によると、同校は現在、町からの委託を受けて住民が校庭の草刈りなど管理作業を担っている。「近隣住民が常日頃から強い郷土愛、母校愛で自主的に環境美化に努めてくださっている」と里区長。校庭は9年たった今も土と芝が整い、他集落からも住民が利用したいと訪れている。

毎月第2土曜は集落にある小規模多機能ホームおやこ主催のグラウンド・ゴルフ大会、同日曜は競技愛好家の有志が中心となって4集落ゲートボール親睦会が開催される。今月11日に開かれたグラウンド・ゴルフ大会には集落内外から37人が参加し、熱戦を繰り広げた。

12日のゲートボール大会には5チームが参加。子どもから高齢者まで入り交じり、競技を楽しんだ。参加した川畑義夫さん(90)=瀬武=は「ここでは世代を超えて地域内の交流が図られている。地域の皆さんのおかげで学校がきれいに整備され、競技がやりやすい。競技を通じて仲間づくりや健康づくりができることに感謝している」と笑顔で話した。

今年度からは集落内にある薩川小学校も休校。人口も減りつつある同集落だが、里区長は「皆さんが薩川中学校を利用したいと集まってくれ、集落が活気づいている。集まった皆さんも競技を楽しむことで元気をもらっているようだ。同校はパワースポットだと思っている」と声を弾ませた。

休校後もグラウンド・ゴルフなどで活用され、島民人気の施設となっている薩川中学校=12日、瀬戸内町加計呂麻島

南海日日新聞

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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