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サンゴが産卵 奄美大島大和村沖~ピンクのカプセル、無数に漂う

鹿児島県奄美大島の大和村国直沖で20日から、3夜連続でサンゴの一斉産卵が確認された。奄美海洋生物研究会会長で自然写真家の興克樹さん(51)=奄美市名瀬=が撮影した。卵と精子の入った直径0・5ミリほどの淡いピンク色のカプセルが無数に漂い、夜の海を幻想的に彩った。

南海日日新聞〔写真〕夜の海を幻想的に彩るサンゴの産卵=22日午後11時ごろ、大和村国直沖(興克樹さん撮影)

興さんによると、20日は午後10時半ごろから11時すぎまで、卓状のハナバチミドリイシやクシハダミドリイシ、樹枝状のトゲスギミドリイシなど約10種が次々と産卵した。

国直沖のサンゴ群集は1998年の大規模な白化現象で壊滅したが、その後急速に回復。住民らに見守られながら順調に成長を続けているという。

興さんは「産卵ピーク時には前が見えないほどで、力強い営みに感動した。サンゴの回復が遅れている海域にも、多くの幼生が定着することを期待している」と話した。

 

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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