鹿児島県徳之島の伊仙町立阿権(あごん)小学校(岩元博美校長、児童20人)の児童らが、地元の観光スポットを案内する「島っ子ガイド」が17日、同校周辺であった。3~6年生13人がガイド役を務め、阿権校区を除く町内在住の親子とともに集落の名所を巡ってその魅力を紹介した。
同校は2016年度から、郷土学習の一環で島っ子ガイドを展開している。今回は自然や文化、人を生かした学びの場を提供する「いせん親子チャレンジ教室2020」(同町教育委員会主催)を兼ねて活動した。
児童らは2班に分かれ、それぞれ学校を発着点に石垣の町並みや渓谷、樹齢300年のガジュマルなどおすすめスポット10カ所を回った。歴史や言い伝えなどをクイズ形式で紹介しながら、参加者を楽しませた。
ガイド役の一人は「初めて集落を歩いたお客さんに魅力を伝えるのは難しい。ガイドを通して阿権集落のことをもっと知ってもらいたい」と話した。
息子と2人で参加した町内の男性(33)は「阿権集落は普段車で通るだけだったので、ガイドを受けていろんな魅力を知った。今度は家族みんなで集落を歩いてみたい」と語った。
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