伝統・文化

丸潮漕友会が一般2連覇 奄美まつり舟こぎ=女子・子ども会は#清水集落、137組が出場

第61回奄美まつりの舟こぎ競争は3日、鹿児島県奄美市の名瀬港佐大熊地区であった。事業所や集落、同窓会などで結成する計137組(一般98、女子・子ども会39)が出場。一般の部は丸潮漕友会、女子・子ども会の部は#清水集落がそれぞれ2連覇を飾った。丸潮漕友会は大会会場が現在の場所に移った2010年以降、最高タイムの2分0秒14をたたき出した。

強豪ぞろいの一般決勝は、前回優勝の丸潮漕友会とアマニコアウトリガーカヌークラブ、ゴッツ漕友会がほぼ同時に折り返し。後半は丸潮漕友会が飛び出すと、後続をぐんぐん引き離し、ゴールした。

上村太一代表(38)は「2連覇のウイニングランは気持ちよかった。喜びはあるが、2分切りが目標だったため悔しさもある。練習は正月4日間を除いて毎日。自然条件もあるが、来年は必ず2分を切って歴史に名を刻みたい」と話した。

女子・子ども会決勝は、前回優勝の#清水集落と丸潮漕友会レディース、マヒマヒがターン後に並ぶ展開。激しい競り合いの末、#清水集落が2連覇を果たした。

禧久杏奈代表(43)は「優勝できてうれしい。個性あるメンバーだが、こぐ時の団結力は他チームに勝る。来年も、出場する限りは上を目指したい。集落の知名度が上がり、皆さんに喜んでいただけたら、私たちもやっている意味があると思う」と満面の笑みで語った。

今大会は初の試みとして、レースの模様を動画配信サイトで生配信した。

結果は次の通り。
【一般】▽順位 ①丸潮漕友会2分0秒14②ゴッツ漕友会2分2秒81③アマニコアウトリガーカヌークラブ2分2秒93④根瀬部町内会2分7秒43⑤根瀬部つつじ会2分16秒02
【女子・子ども会】▽順位 ①#清水集落2分23秒54②丸潮漕友会レディース2分24秒54③マヒマヒ2分26秒58④結miracle2分28秒96⑤朝日Revival54(2分40秒98)

一般決勝で勝利を確信してガッツポーズする丸潮漕友会=3日、奄美市名瀬佐大熊

 

結果発表のアナウンスに沸く#清水集落=3日、奄美市名瀬佐大熊

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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