自然

珍しい「黒ハブ」捕獲 徳之島=伊仙町の平真幸さん、ケナガネズミの動画も撮影

鹿児島県徳之島・伊仙町阿権(あごん)在住で大工の平真幸さん(47)は22日、同集落で体長約60センチの黒ハブを捕獲した。爛々(らんらん)と輝く赤い目が何とも妖しく魅力的。年間約100匹のハブを捕まえている平さんも「初めて見た。珍しいのでしばらくは手元に置いておきたい」と目を丸くした。

ハブを捕まえたのは徳之島町からの帰り道。午後8時20分ごろに阿権集落内を車で走っている時に道路脇の草むらの中にいる黒く細長い〝何か〟に気付いた。平さんは「最初は変色したバナナの皮かと思ったがよくよく見るとヘビ。頭が三角形だったのでようやくハブだと分かった」と振り返る。

暗い夜道でこれだけ黒いハブに気付けた理由を尋ねると「ハブ捕り歴10年の勘かな」と笑う平さん。昨年9月には徳之島町白井の道路で昼間に活動するケナガネズミの動画撮影にも成功しているほか、家の中に飛び込んできたアカショウビンを保護したこともあるという。

珍しく希少な動物に思わぬ形で出合えるのも世界自然遺産エリアと人の住む地域が近い徳之島ならでは。「赤ハブも10匹ほど捕ったことがある。また珍しい生き物が捕(撮)れたら連絡するよ」と笑顔の平さん。続報に期待したい。

平さんが捕まえた黒ハブ。黒い体にうっすらとハブ特有の模様が見える

 

 

黒ハブを捕まえた平さん=25日、徳之島町亀津

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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