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「ぐーじゃー号」出発 与論町=親しまれる移動図書館車に

鹿児島県与論町立図書館の移動図書館車「ぐーじゃー号」の完成披露と出発式が6月28日、町役場前駐車場であった。町、学校、こども園などの関係者20人余りが出席。テープカットで完成を祝い、町民に親しまれる移動図書館車としての活用に期待を込めた。

移動図書館車「ぐーじゃー号」出発式=6月28日、与論町

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1994年から利用していた移動図書館車「くじら号」の老朽化に伴う車両更新。費用はふるさと納税などを活用した。名前の「ぐーじゃー」は与論島の方言でクジラの意味。小、中学生と教諭の投票で決めた。島の新築祝いでおはらいをする際に家を守る存在として唱えられていることや、海の王者であるように栄えてほしいとの願いを込めている。

外装デザインはクジラのイラストのほか、島内で見られるツマベニチョウやアジサシを取り入れた。車内の書棚はサイズ調整ができ、最大1500冊積載できる。

式では町教育委員会事務局の川上嘉久局長が同車両の導入経緯などを説明した後、山元宗町長が祝辞。「多くの皆さまの思いが込められたぐーじゃー号が、地域の読書推進のために十分に活用されることを期待する」と述べた。

テープカットの後、ぐーじゃー号は与論こども園へ向け出発。茶花こども園の園児など式出席者が手を振って見送った。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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