安全な海遊びを学び、楽しむ夏の恒例イベント「マリンフェスタ」(鹿児島県立奄美少年自然の家主催)が6日、奄美市名瀬の朝仁海岸であった。家族連れなど25組91人が参加。舟こぎや固めた砂で彫刻を作るサンドクラフトなど、さまざまな体験活動を通じて親子や友人同士の絆を深めながら奄美の夏の海を満喫した。
参加者たちは初めに奄美海上保安部による海上安全教室を受講。海の事故から身を守る方法を学んだ後に、いかだや10人乗りのBIGSUPに乗ったり、海に浮かべた10~20メートルのマットの上を駆ける「忍者走り」に挑戦したりと、体験活動を楽しんだ。
今年は朝仁町内会青年団の協力で、舟こぎ競争用の舟をこぐ体験があったほか、午後の干潮に合わせて遠浅の海岸を沖に向かって散歩する「マリンウオーク」も実施した。
家族で参加した伊津部小3年の藤田海君(8)は「初めて舟こぎをした。力がいるので難しかったけど楽しかった」と笑顔。弟の海音君(6)は「海が冷たくて気持ちいい。忍者走りもやってみたい」と目を輝かせていた。
主催者によると、今年は定員100人を大きく上回る105組389人から参加申し込みがあった。イベントは奄美海保、朝仁町内会青年団に加え、大島北高校カヌー部もボランティアで見守り役を務めた。
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