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観光に電動キックボード活用 与論島、実証実験始まる

鹿児島県与論町(与論島)の宿泊施設が、電動キックボードを観光に活用する実証実験を始めた。環境への負荷が低く、景観を楽しみながら移動できるのが特徴。利用者からは「風が気持ちいい」「操作が簡単で音も静か」などの感想が寄せられている。

同町古里の百合ヶ浜ビーチハウス(田中康平代表)が、町が目指す持続可能な観光に即した取り組みとして企画。宿泊客や併設するカフェの来店客を対象に貸し出している。1人乗りで原付か普通免許が必要。3時間の充電で約20キロ走行可能で、時速は約20キロ。公道を走ることができるようナンバープレートや方向指示器なども装備されている。

沖縄県から与論島に初めて訪れたという仲井眞晶子さん(32)は試乗後、「電動キックボードは風が気持ち良くて最高だった。海がきれいで感動した」と笑顔で話した。

百合ヶ浜ビーチハウスの管理人でエコツアーガイドの佐藤伸幸さん(38)は「来年のゴールデンウイークまでに本格的に観光利用できるようにしたい。将来的には、他の事業者や行政などとも連携し、観光客が気軽に島内を電動キックボードで移動できる仕組みを構築できればいい」と話した。

南海日日新聞〔写真〕電動キックボードの試乗を楽しむ観光客=2日、与論町

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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