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ノルウェージャン・スピリット初寄港 奄美大島=クルーズ客、島巡り満喫

国際クルーズ客船「ノルウェージャン・スピリット」(7万5904トン、バハマ船籍)が12日、鹿児島県奄美市の名瀬港観光船バースに初寄港した。乗客約2000人が降り立ち、ツアーバスやレンタサイクル、徒歩、タクシーなどで島内に繰り出した。岸壁に設けられた特産品ブースは多くの客でにぎわった。

名瀬港に初寄港したノルウェージャン・スピリット=12日、奄美市名瀬

 

アメリカに本社を置くノルウェージャンクルーズラインの所有船。4日に東京を出発し14日間で清水、名古屋、大阪、広島、那覇、名瀬、長崎を巡り、最終目的地は韓国南部の済州島。欧米を中心にオーストラリア、イスラエル、ハワイなど世界各地の観光客が乗り込んでいる。

ツアーはバス14台で島内の景勝地などを回る八つのコース。奄美市笠利町の県奄美パークとあやまる岬を訪れたドイツからの男性は「奄美の動物や自然、生活様式を学び、とても興味深かった。ダンス(八月踊り)やギター(三味線)も体験した。自然や湿度の高さは、自分の住む場所と違い新鮮」と満喫した様子だった。

特産品ブースには本場奄美大島紬を使った洋服や小物、お菓子、デザインTシャツなどが並び、人気を呼んだ。アメリカから来島し大島紬のバッグと壁掛け、ピアスの3点を購入した女性は「出張で東京に行くことはあるが、他の地域を回ってみたかった。孫が2人いるので、写真を飾る壁掛けが購入できてよかった」と話した。

歓迎セレモニーは船内で開かれ、ノーディング・ステファン船長とあまみ大島観光物産連盟の中村修副会長が記念プレートを交換し、紬美人の轟木美来さんらが花束を贈呈した。
送別セレモニーでは唄者の平田まりなさんと松山美枝子さんが島唄を披露し、関係者や島民らで盛大に見送った。

多くの客でにぎわった特産品ブース=12日、奄美市名瀬

 

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

■南海日日新聞:http://www.nankainn.com/

■Instagram:https://www.instagram.com/amami_news/

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