第47回全国高校総合文化祭(2023かごしま総文)の新聞部門は7月31日、鹿児島市の志學館大学で最終日があった。同部門には139校から約300人が参加。8コースに分かれて県内の観光地などを巡り、取材した成果をまとめて「交流新聞」を制作した。奄美市の県立大島高校の新聞部員2人も奮闘。全国の仲間たちと絆を深めながら新聞制作の技術を高め合った。
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同部門は3日間の日程で開催した。初日に生徒交流会や班別編集会議があり、2日目は班別に①西南戦争と明治維新の歴史②南国鹿児島の動植物③鹿児島伝統の地場産業―などテーマに沿った取材活動を展開。3日目は取材した内容を基に記事の見出しや紙面のレイアウトについて意見を交わしながら新聞を完成させた。
大島高新聞部の代表として活動に参加した1年の清田優季乃さん(16)は3日間を振り返り「本当に貴重な機会をもらった。これまでに書いたのは、まだ発行されていないグルメ記事1本の状態。素人が参加して大丈夫かと不安だったが、とても楽しく活動できた」と笑顔。「先輩記者の状況判断能力がすごくて、自分も焦らず冷静に、臨機応変に対応できるようになりたい」と語った。
同部の次期部長で2年の島名真生さん(16)は「奄美にいると他の学校との交流がなく、自分たちのやり方しか知らなかったが、今回参加したことで他県の違うやり方を学ぶことができた。後輩にも伝えて、良いところをたくさん取り入れて、より良い新聞を作っていきたい」と話した。
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