自然

マングローブを探検 奄美市住用町=夏休み子ども自然観察会、カニ・ハゼ、植物見つける

奄美自然体験活動推進協議会主催の夏休み子ども自然観察会「マングローブ探検隊」が24日、鹿児島県奄美市の住用川河口であった。島内外の親子ら5組15人が参加。全身泥だらけになりながらマングローブに生息するカニやハゼ、植物などを観察し、奄美の自然の豊かさを体感した。

観察会は2024年度奄美群島国立公園ふれあい行事の一環。マングローブ林に徒歩で入り観察できるよう干潮の時間に合わせて開催した。

講師は個人でガイドを行う高橋周作さん。「生き物ビンゴ」と題して、8種類の動植物をターゲットとして歩きながら探した。道中ではハサミの形が特徴的なスナガニ科のヒメシオマネキや、ハサミを振る動きがユニークなオキナワハクセンシオマネキの大群も発見した。

ヒルギ類のトンネルと呼ばれる場所では、高橋さんがメヒルギとオヒルギが根から吸収した海水の塩分をろ過・排出する働きを持つことを解説。カヌーでは見ることのできない木の根元や、姿を現すのが珍しいオナガウツボやヤエヤマシオマネキの幼体を観察し、マングローブの探検を楽しんだ。

奄美市笠利町から参加した児童は、マングローブに初めて訪れた。「ぬかるんでいるところは歩きにくかった。ヒメシオマネキやオキナワハクセンシオマネキはハサミが大きく、見つけたときはうれしかった」と話した。

高橋さん(中央)の解説を受け、生き物を観察する参加者ら=24日、奄美市住用町

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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