2023年度龍郷町子ども博物学士講座の第3回講座「スターウオッチングin龍郷町」(町教育委員会、鹿児島県立奄美少年自然の家共催)が9月9日、同町中央グラウンドであった。町内の小中学生と保護者ら約230人が参加。夏や秋に観測しやすい星座や太陽系の惑星について学び、天体望遠鏡やフィールドスコープを使って星を観察。講座中、空には米国の航空宇宙会社スペースXが打ち上げた「スターリンク衛星」とみられる人工衛星群の姿も。子どもたちは宇宙に思いをはせながら、星空の魅力を満喫した。
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案内役は奄美少年自然の家の中山大樹研修主事(50)。奄美フォトサービスの星空ガイド川崎浩睦さん(41)、町内の学校教員らも講師として天体望遠鏡の操作や星座観察をサポートした。
中山さんは夏の大三角や秋の大四辺形をはじめ、観察しやすい星の見つけ方や海王星が青く見える理由などを解説した。
講座の途中、空には小さな光が一列に連なって流れ、夜空を駆け抜ける列車のように見える「スターリンク衛星」とみられる人工衛星群が突如出現。参加者たちは「あれは何?」「すごい流れ星!」と大興奮。大人も子どもも、不思議な光景に見入っていた。
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講義後は周囲の照明を落とし、星座観察を開始。土星の輪を観察しようと、天体望遠鏡の周りには多くの子どもが集まった。
龍瀬小学校の児童は「どんな星があるか、星座に詳しくないから先生に教えてほしかった。こんなにたくさんの星があると知って驚いた」と笑顔で話した。
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