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片岡愛之助さん、徳之島観光大使に ルーツの地「世界に魅力発信したい」

歌舞伎役者の片岡愛之助さん(51)が5月2日、祖父の故郷である鹿児島県徳之島を初めて訪れ、親戚や地域住民と触れ合いながら自身のルーツとなる島を巡った。訪問に合わせて徳之島観光大使の委嘱状伝達式も開かれ、愛之助さんは「日本だけでなく世界に徳之島の魅力を発信していきたい」と抱負を語った。

先祖の墓を清める片岡愛之助さん(右)、紀香さん夫妻=2日、徳之島町手々

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愛之助さんは祖父が徳之島町手々出身であることが縁となり2021年10月30日付で徳之島観光大使に就任した。任期は2026年3月31日まで。就任以降、徳之島観光連盟(盛利広会長)と徳之島3町が来島を依頼していたが、台風などの影響で数回断念した経緯があり、1年以上かけてようやく実現した。

愛之助さんは5月2日、妻で女優の紀香さんとともに空路で徳之島入り。手々集落では祖父のおい山元利一さん(91)の案内で先祖の墓参り。その後、地元小中学生が案内人を務める「われんきゃガイド」に導かれて「アジ墓」や「豊穀神社」など集落の名所を巡った。

委嘱状伝達式は同神社であった。盛会長(55)から委嘱状を受け取った愛之助さんは「幼い頃には手々の郷友会の運動会に参加させてもらったこともある。不思議なご縁で観光大使に選んでいただいた。全力で頑張りたい」と思いを込めた。

愛之助さん、紀香さん夫妻は集落の散策中にも住民と握手したり写真撮影に応じたりして交流。愛之助さんは「また来ますからよろしくお願いします」など声を掛けて親睦を深めていた。

盛会長は「日本の誇る歌舞伎の担い手である愛之助さんの協力はとても頼もしい。協会としても徳之島の魅力を世界へ発信していけるように努めたい」と感謝した。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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