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ウミガメ産卵、今年初確認 沖永良部島、2年前上陸の個体

鹿児島県沖永良部島・知名町住吉の海岸で26日早朝、ウミガメの産卵が確認された。島内では今年初めての確認。同集落の今榮輝久さん(68)からの通報を受け、島内の上陸調査をしているボランティア団体「沖永良部島ウミガメネットワーク」(山下芳也代表)や同町の調査を担う町の担当者、一般社団法人「えらぶ手帖」(かまゆきみ代表理事)らが海岸で足跡や産卵場所などを調べた。

沖永良部島ウミガメネットワークによると、同島では毎年4月末~10月にウミガメが産卵のために上陸する。昨年の年間上陸頭数は224頭だった。この日上陸が確認された個体はアカウミガメで甲長約80センチ。足に調査のためのタグが取り付けられていたため、2年前、和泊町畦布のワンジョビーチにも上陸した個体であることが分かったという。

上陸調査は今年度から、和泊、知名両町に移管することが決まっており、この日は引き継ぎを兼ね、山下代表が現地で足跡の見分け方や島内の上陸状況などを講義した。

かま代表理事は「ウミガメが産卵しているのは島の海の豊かさの象徴だと思う。それを守っていく気持ちで協力していきたい。今年度を通して、地域住民や子どもたちが産卵をチェックし、保護活動に参加する仕組みもつくっていきたい」と話した。

南海日日新聞〔写真〕沖永良部島で今年初確認されたウミガメの産卵=26日朝、知名町(沖永良部島ウミガメネットワーク提供)

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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