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「まるごと奄美in東京」にぎわう 郷土料理に島唄、VR観光も

鹿児島県奄美群島の伝統文化体験イベント「まるごと奄美in東京」(同実行委員会主催、東急ホテルズ&リゾーツ共催)が15、16の両日、東京都武蔵野市の吉祥寺エクセルホテル東急で開かれた。奄美ファンや出身者など約500人が参加。奄美の食材を使った料理や黒糖焼酎を味わいながら、島人(シマッチュ)たちと一緒に歌って踊り、島を体感していた。

クライマックスの八月踊りの輪に加わって楽しそうに踊る参加者ら=15日、東京都武蔵野市

東京の人々に奄美の日常や文化を多面的に体験してもらい観光客誘致へつなげようと、奄美大島の民間事業者が主体となって実行委を組織し、2022年から毎年、東京都で開催。今年2月は地元の奄美市でも開かれた。

会場では、ビュッフェ形式で鶏飯や油そうめん、黒糖焼酎のカクテル、伝統の発酵飲料「ミキ」などが振る舞われ、唄者の楠田莉子さんが「長朝花節」などを歌って本場の音色を届けたほか、映像で観光スポットを紹介。クライマックスは島から訪れた「あらしゃげ会」の踊り手20人が観客席に入っていき、観客と一体化した八月踊りと六調で締めくくった。

別のフロアではお菓子や調味料など特産品が販売されたほか、大島紬の機織りやソテツの葉による工作体験などのブースも設置。ゴーグル使用によるVR(仮想現実)体験では、奄美市住用のマングローブ原生林や海で泳ぐクジラのリアルな映像などを子どもたちが楽しんでいた。

VRゴーグルで島の自然などを仮想体験する参加者たち

米サンフランシスコ市から家族で日本に一時帰国中に参加したという親子は大島紬の着付けなどを体験。「とても楽しく興味深かった。奄美に行ってみたい」と笑顔を見せた。

実行委員長で、リゾート施設「ばしゃ山村」(鹿児島県奄美市笠利町)代表取締役社長の奥圭太さんは「前回より観光情報や郷土料理、方言などをふんだんに盛り込んでパワーアップした。十分に楽しんでもらえたと思う」と話した。

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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