第2回「オープントーナメント全日本極真空手道選手権大会」(国際空手道連盟極真会館総本部主催)が4月21日、東京都の武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナであり、17人が出場した男子シニア(40~47歳)軽量級で、奄美署の現役警部新井辰美さん(44)=ワールド極真会館鹿児島支部=が3位入賞を果たした。
大会には全国各地の地区大会で優勝した選手ら206人が出場。年齢や性別、体重別の14部門にエントリーし、フルコンタクト(直接打撃制)で競った。
新井さんは今年3月25日付で曽於署から奄美署に異動。和泊町出身で、大学卒業後に東京で4年間外国航路の航海士として活躍した後、警察官になった。空手は大学時代に始めた。近年は、極真空手の全九州大会(2023年一般の部)や全国大会(19年壮年の部)での優勝実績がある。
新井さんは「稽古に励み、弱点を克服できた。ほかの選手たちとの絆もできてよかった」と大会を振り返った。初という奄美勤務については「(和泊町出身で)島は懐かしい感じがある。毎日散歩をしていて、小さい頃を思い出す。(警察業務全般を支える)警務課長として、島民のために署員が働けるようにサポートしていきたい」と語った。