鹿児島県奄美市笠利町節田集落(長谷川雅啓区長、225世帯480人)の旧正月行事「節田マンカイ」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となった。開催中止は2年連続。
節田マンカイは、向かい合って座った男女がチヂン(太鼓)や三味線に合わせて唄を掛け合いながら手踊りをする新年の伝統行事。2008年に県の無形民俗文化財に指定された。
今年の旧正月は2月1日だったが、1月の新型コロナ感染拡大を受け同月25日に中止を決定。節田マンカイは対面での交流や接触が避けられないため、開催は困難と判断した。
長谷川区長によると、近年は若い世代の参加も増え、100人近くが会場に訪れていたという。2年連続の中止を受け長谷川区長は「(開催に向け)張り切っていたので残念だが、住民に無理はさせられない。できるだけ早く元の状況に戻ってほしい」と話していた。
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