伝統・文化

「月見で野あしび」、8年ぶり 沖永良部島=一重一瓶持ち寄り、歌・踊り楽しむ

 鹿児島県沖永良部島の和泊町文化協会青年部が主催する「月見で野あしび」が9月21日、同町研修センターの広場で8年ぶりに開催された。来場者は月夜の下、各自持ち寄った酒や料理「一重一瓶」を囲んで交流しながら、7団体の歌や踊りを楽しんだ。

 舞台は山下多賀子琉舞研究所による創作舞踊で開幕。三線、太鼓の生演奏による4曲構成で、浜遊(あし)びの様子を表現した。手々知名遊び踊り保存会は客席を回りながら同踊りを披露し、会場を盛り上げた。

 芸能発表の合間には、月見バーガー早食い大会が開催されたほか、出店での軽食販売や振る舞い酒もあり、にぎわった。

 強風のため、急きょ海岸近くから会場を変更。照明機材の準備が間に合わなかったり、降雨でプログラムを短縮したりとハプニングはあったが、多くの来場者が最後の総踊りまで楽しんでいた。

月夜の下、飲食や芸能発表を楽しんだ「月見で野あしび」=9月21日、和泊町(町文化協会青年部提供)

 

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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