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三味線も披露 与名間分校=霧島市の児童とオンライン交流

鹿児島県徳之島の天城町立岡前小学校与名間分校(田子山ゆかり校長、児童9人)は9日、霧島市立高千穂小学校とのオンライン交流を実施した。両校の児童はクイズや発表形式でお互いの学校や地域の特徴を紹介し、画面を通して親睦を深めた。

与名間分校はこれまで岡前小とのオンライン交流を実施しており、島外の小学校との交流は初めて。高千穂小の河原康仁教頭が昨年度まで同分校に勤務していたことが縁で実現した、今回は与名間分校3、4年生計5人と高千穂小3年生26人が参加した。

標高が500メートルを超える霧島高原にある高千穂小の児童らは、学校全体で取り組んでいる長縄跳びや金管バンドの演奏などを動画で紹介したほか、クイズ形式で学校に温泉があることや、学校の近くではシカやイノシシが出ることなど地域の特徴も伝えた。

与名間分校の児童らは徳之島が昨夏、世界自然遺産登録されたことなどを紹介。世界で徳之島にしかいないオビトカゲモドキなど希少生物がすんでいることなど自然豊かな島の特徴を伝えたほか、三味線の演奏と島唄も披露した。

両校の児童とも相手の生活環境に興味津々で、「ウミガメには合えますか?」「雪が降ったらどんな遊びができますか?」などさまざまな質問を交換し合って交流を深めた。

与名間分校の児童らは「高千穂小の子どもたちの金管バンドが格好良かったけど、私たちの三味線演奏もなかなかうまくできた」「高千穂小には温泉があるなんてうらやましい。スタンド・アップ・パドルが楽しいので、いつか高千穂小の子どもたちと一緒に海で遊んでみたい」などと話した。

また、与名間分校の児童らは「大きくなったね」と語り掛ける河原教頭に、「教頭先生はあまり変わってないね」と笑顔で返すなど、画面越しの再会も楽しんでいた。

南海日日新聞〔写真〕オンラインで三味線の演奏を届ける児童ら=9日、岡前小学校与名間分校

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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