世界自然遺産に登録された「奄美・沖縄」の希少動物を保護しようと、携帯電話大手のNTTドコモなどが、来月から無料Wi-Fiを使ったマナー啓発の取り組みを始めると発表しました。
「奄美・沖縄」では、今年7月の世界自然遺産登録後もアマミノクロウサギなどの希少野生動物が車にひかれる事故=ロードキルが発生しています。
これを受け、NTTドコモでは、来月15日から奄美大島や徳之島の自治体や企業などと連携し、空港や観光スポットなどに設置した無線LANのWi-Fi設備を使って、安全運転や注意喚起のメッセージを発信する取り組みを始めます。
利用者がスマートフォンなどで無料Wi-Fiに接続すると、安全運転を呼び掛ける画面などが表示され、ドライバーのマナー向上を呼びかけるということです。
このマナー啓発の取り組みは、奄美・沖縄地域の20か所のWi-Fi設置施設でスタートし、今後、さらに拡大していくということです。