2021年以降に生まれた「紬(つむぎ)」という名前の子どもを全国から募集し、プレゼントを贈る龍郷町の「集まれ!『紬ちゃん』プロジェクト」が始動する。民間企業による21年の調査で女の子への命名件数が最も多かった「紬」と、伝統工芸品の織物「本場奄美大島紬」を掛けた企画。応募した先着300人に命名ボード(板)、応募した上で来庁した先着100人に商品券を贈る。募集は9月1日から。
町企画観光課によると、プロジェクトは、多くの人に同町を知って訪れてもらうことで、ふるさと納税や情報発信を行う「関係人口」を増やすことが目的。事業費は、ふるさと納税を財源として約400万円を確保した。
「紬」という名前は、通信教育・出版大手のベネッセコーポレーションによる「2021年たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」(同年1~9月の新生児対象)で、女の子への命名件数が「陽葵(ひまり)」と並んで1位となった。
プロジェクトの応募条件は、21年1月~22年8月31日生まれで「紬」1文字を「つむぎ」と読む名前の子ども。国内在住者に限り、性別は問わない。同町ホームページに掲載された専用フォームで、12月28日まで受け付ける。
プレゼントは①名前と生まれた日時、身長・体重や大島紬の「龍郷柄」を加工した木製の命名ボード(縦25㌢、横20㌢)②町内で使える1万円分商品券│の2種類。①は応募した先着300人に郵送し、②は応募した上で10月15日~23年1月31日に来庁した先着100人に手渡す。
同町の担当者は「『紬』という名前は人気が年々高まっている。ぜひ応募を機に大島紬、龍郷町との縁を感じてもらえたら」と呼び掛けている。問い合わせは電話0997(69)4512龍郷町企画観光課。
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