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大島紬の「奄美ウエア」伝統工芸士会、産地PRに一役

大島紬の「奄美ウエア」開発

大島紬の「奄美ウエア」伝統工芸士会、産地PRに一役

南海日日新聞/写真:大島紬製の奄美ウエアを着た信組職員と南事務局長(右から2人目)=15日、奄美市名瀬

鹿児島県奄美群島の本場奄美大島紬伝統工芸士会(南愛子会長、会員58人)はこのほど、本場奄美大島紬を使った羽織物「奄美ウエア」を開発した。洋服の上から気軽に羽織ることで紬の風合いの良さを味わえる一着。本場奄美大島紬協同組合などが提唱する「すきすき紬デー」(毎月15日)の15日、奄美市役所や市内事業所では職員らが奄美ウエア姿で窓口業務に当たり、紬の産地をPRした。

奄美ウエアは全国的に和装需要が伸び悩む中、気軽に着用できる紬製品をと本年度開発に着手した。たんすに眠るきものの利活用も目的の一つ。奄美群島広域事務組合の奄美群島民間チャレンジ支援事業を活用した。

特徴は

  • 奄美群島内で生産される大島紬を使用
  • 和洋、男女兼用
  • 動きやすい

―など。職場やイベントでの着装を想定しており、本年度は80着を製作予定だ。

うち25着は紬協組を通じて希望の事業所などに無償貸与する。ほかに土産品として販売も行う計画で、2万円と3万円の2種類を予定している。

15日は市役所総合案内所のほか、金融機関とホテルの4事業所が協力した。
奄美信用組合本店(東向哲也本店長)では、職員らが秋名バラや龍郷柄などがワンポイントで入った奄美ウエアを制服の上から着用。
窓口担当の生純子さん(38)は「軽くて暖かい」と語った。

紬伝統工芸士会の南祐和事務局長(73)は「地元の人や観光客が紬に触れるきっかけづくりにしたい。
沖縄のかりゆしウエアのように奄美群島に広がっていけば」と展望した


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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■Instagram:https://www.instagram.com/amami_news/

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