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うたのおねえさん来島 徳之島=「島っ子応援コンサート」、夢いっぱいのステージ

NHKの子ども向け人気番組「おかあさんといっしょ」でうたのおねえさんを務めた小野あつこさん(32)が出演する「島っ子応援コンサート」が2日、鹿児島県徳之島の徳之島町文化会館であった。2回の公演に延べ約1200人の親子連れが来場。小野さんはテレビでおなじみの澄んだ歌声と豊かな表現力で聴衆を魅了。大人も子どもも一緒になって夢いっぱいのステージを楽しんだ。

コンサートは設立40周年を迎えた徳之島地区保育連合会が主催。新型コロナ禍でイベントを楽しむ機会が少なかった子どもたちのために、記念イベントとして開催した。

小野さんは東京都出身。4歳でピアノを始め、東京音楽大学で声楽を学んだ。大学院卒業後に同番組の21代目うたのおねえさんとなり、2016年から6年間出演した。現在も全国を巡って子どもたちに歌声を届けている。

昨年4月には伊仙町の幸徳保育園でミニコンサートを開いた小野さん。今回は「こぶたぬきつねこ」「げんこつやまのたぬきさん」や、童謡の「うみ」など、幅広い世代に知られる曲を澄んだ歌声で披露。表情豊かなパフォーマンスを交え、聴衆に笑顔と元気を届けた。

澄んだ歌声で聴衆を魅了する小野あつこさん=2日、徳之島町文化会館

家族や友人の子どもなどといっしょに来場した貞真志さん(45)=天城町=は「長男が小野さんの歌で育った。テレビで見ることしかできなかった人に島で会えるのはありがたい」と話し、「私もおかあさんといっしょを見て育った世代。きょうのコンサートを一番楽しみにしていたのは実は自分かも」と笑った。

コンサートでは「うたのおねーたんピッピ」さんのバルーンアートや、地元を拠点に活動するミュージシャン禎一馬さんのライブもあり会場を盛り上げたほか、同連合会から小野さんへの「島っ子応援大使」の委嘱状交付式もあった。

バルーンアートで子どもたちを楽しませるピッピさん

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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