日本エアコミューター(JAC・本社鹿児島県霧島市、武井真剛代表取締役社長)主催の創立40周年イベント「JACフェスティバルin奄美」が12月10日、奄美空港(奄美市笠利町)ターミナルビルと格納庫で開かれた。家族連れや航空ファンなど約1000人が来場。9日に就航した40周年の特別ロゴを配した機体展示やフライトレコーダーなどの部品紹介、制服試着やグッズ販売など、JAC社員によるおもてなしの心にあふれた多彩な企画を楽しんだ。
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同社は1983年7月1日に当時の東亜国内航空(TDA、後にJAS、現JAL)と奄美群島(現12市町村)の共同出資で設立。同年12月10日に奄美群島間を結ぶ4路線で運航を開始した。現在は大阪、九州、沖縄など21路線、1日約73便を運航している。
オープニングセレモニーで武井社長は「奄美群島に支えられ40周年を迎えられた。今後も安全第一に生活路線を守っていく。きょうは子どもたちにも航空会社の仕事に興味を持ってほしい」と述べた。
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会場では社員による手作りの多彩なイベントを展開。CA(客室乗務員)体験では、子どもたちが実際の救命具を用いたアナウンスに挑戦。特設ステージは現役の整備士たちによる航空教室や抽選会で盛り上がった。機体見学には、絵画作品展に協力した笠利町内の小学生ら48人を招待。現役パイロットによるコクピット案内が行われた。奄美市名瀬の児童養護施設カリタスの園「白百合の寮」の子どもたちを招待した遊覧飛行や、歌手・元ちとせさんのライブもあった。ㅤㅤㅤㅤ
コクピットで操縦桿(かん)を握った節田小学校の児童は「本当に操縦しているみたいな気持ちになった。とっても楽しかった」と笑顔で話した。
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