70キロの長距離を走る第2回沖永良部島うとぅるしゃマラソン(同実行委員会主催)は11月25日、鹿児島県知名町知名のメントマリ公園を発着点にあった。全国各地から男女46人が参加し、島の景色や住民との交流を楽しみながら自身の限界に挑んだ。37人が完走。杉下博一さん(北海道)が7時間50分39秒で最も早くゴールした。
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2019年11月に100キロを走るプレ大会を開催。コロナ禍の影響で3年の歳月を経て22年11月に初回開催となった。主催者によると、今大会参加者の年齢層は20~70代で、9割超が島外から。ボランティアスタッフ約60人が大会運営を支えた。
島内15カ所にエイドステーション(飲食を提供する場所)が設置され、選手は各エイドに準備された手作り菓子や軽食、飲み物でエネルギーを補給。コース上の鍾乳洞やソテツジャングル、国頭フーチャなど、沖永良部島ならではの自然を体感しながらゴールを目指した。
プレ大会以来、4年ぶりに参加したという久光志保さん(48)=宮城県=は「他地域で出場した大会のコースに比べてアップダウンが少なく、きれいな景色が楽しめるのがいい。何よりエイドのもてなしが最高」と笑顔で話した。
草部邦彦実行委員長(51)は「暑さ対策として前回より氷の準備や塩分対策などレース中のサポート体制を充実させた。大きなけがなく無事に終えることができ、ほっとしている。今後はもっと島の子どもたちが参加できるような大会にしていきたい」と話した。
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