海中を泳ぐクジラをドローンで撮影した映像です。先週十島村・宝島沖を泳ぐザトウクジラを宝島の本名一竹さんが撮影したものです。
奄美の海というと夏をイメージしがちですが、冬のアクティビティとしてホエールウォッチングが注目されてきています。
年々人気が高まってきたのですが今シーズンは観光客も減少。ホエールウォッチングの現状取材してきました。
2015年から始まったホエールウォッチングツアー。
クジラが回遊してくるこの時期、ツアーは多くの観光客で賑わっていましたが、この日の参加者は4名です。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、ツアーの参加者数は例年の1割から2割程度まで落ち込んでいます。
ザトウクジラは夏にロシア周辺海域でエサを食べ、繁殖のために南下します。
この時期になると奄美大島近海ではザトウクジラの親子を目にする機会が増えます。
奄美クジラ・イルカ協会は加盟しているダイビング者や船長と連携して、クジラの出現情報を共有し、個体識別調査などを行っています。
「正面!正面!」
船の正面でクジラが潮をふきました。
このツアーでは船の上からクジラを観察するほか、海中でクジラをみたり、一緒に泳ぐことができます。
クジラの出現を待っていると、船のすぐ近くに尾びれが見えました。次々とクジラが潮をふきあげます。
一頭のザトウクジラが姿をあらわしました。いよいよ海へもぐります。
今回の参加者の内2人はホエールスイムに初挑戦、興さんの先導ももと、クジラへ近づきます。
クジラが海中を横切っていきました。
参加者「見れました!白い胸ヒレが遠くに(見えた)」
興克樹会長「10mぐらい下を(クジラが)ゆっくり泳いでいるのを上から見る感じでした。」
興会長「今年はですね例年より数が多いんですよ。特に親子のクジラ、今シーズン生まれた赤ちゃんを伴った母との群れがですね、多くなっています。ゆっくり子育てする環境が整いつつあるのかなと思っています。」
このホエールウォッチング、奄美大島の場合ですと、海沿いを車で走っていると、海でたまにクジラが飛んでいますので、そういった楽しみもあります。