奄美市笠利町の県奄美パークで12月4日、同パーク主催の「フユウンメコンサート」があった。家族連れなど約600人が来場し、元ちとせさんら奄美を拠点に活動するアーティストのステージを楽しんだ。
収穫を祝う奄美の年中行事「フユウンメ(冬の折り目)」にちなんだ毎年恒例のイベント。アマービレ吹奏楽団の演奏を皮切りに、瀬戸内町在住の坂西唯紀さん、喜界町出身の東郷晶子さん、カサリンチュの村山辰浩さんらが歌のステージで観客を魅了した。
今年デビュー20周年を迎えた元さんは「島が去年、世界自然遺産に登録され、あらためて誇りに思った。島のことを見つめ直しながら世界に広めていきたい」と話し、デビュー曲「ワダツミの木」など4曲を熱唱。最後は三味線を手に「ワイド節」を披露し、会場も手拍子や指笛で盛り上がった。
来場した家族連れは「元ちとせさんの歌で盛り上がって楽しかった」「島唄を初めて聞いた。会場と一体感があっていいですね」とコンサートを楽しんでいた。
『南海日日新聞』LINEニュース配信中
その他のニュースはLINEでチェック!