第1回日本じゃがいも王選手権(島リノベ主催)が5月7日、鹿児島県沖永良部島の和泊町研修センター運動広場であった。子どもから高齢者まで多くの島民らが来場。沖永良部島産ジャガイモ(バレイショ)「春のささやき」を活用した早食いや、蒸したジャガイモの品種を当てる「利きイモ」など、ユニークな競技種目を楽しんだ。
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日本一早く収穫が始まるとして売り出している「春のささやき」を活用し、「みんなでつくり上げる日本一のイベントを目指そう」と初開催。会場では子どもたちによるダンスやエイサーの舞台発表、軽食の出店もあり、多くの来場者でにぎわった。
1キロ、2キロ、300グラムの各重さぴったりを目指し、ジャガイモを容器に入れる「計量王」では、普段ジャガイモを扱い慣れている母親世代が強さを発揮する中、小学生の奮闘も。皮むき手袋を使ってジャガイモの皮をむく早さを競う「皮むき王」では力とスピードが際立った一般男性が優勝した。
このほか、ジャガイモの飛距離を競う「遠投王」、ジャガイモを担いで走る「俊足王」など全7種目を行った。計量王2キロの部で優勝した成美朔君(10)=下平川小5年=は「何となく2キロかなと思って入れたが、優勝できてうれしかった。ジャガイモはポテトサラダに入れて食べるのが好き。また参加したい」と笑顔で話した。
各種目優勝者には賞金やメダルの贈呈があった。
島リノベ代表社員の市来武次さん(38)は「悪天候の中だったが、来場者に競技を楽しんでもらえたようだ。島に日本一のものがあるので、イベントを通して島民に知ってもらい、誇りを感じてほしい。イベントをすることで観光客の増加にもつながれば」と話した。
次回は来年3月の開催を予定している。
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