奄美市名瀬であった「2023本場奄美大島紬グランプリ」と「第34回翔けあまみ原図展・製品化コンテス」ト、紬従事者の技を競う「第26回地球印競技会」の審査結果が2月17日に公表され、紬グランプリは興紬商店が最優秀作品賞(県知事賞)に輝いた。製品化コンの最優秀賞(同)には、龍郷町立龍瀬小4年の碇山月子さんが描いた図案を基に前田紬工芸が制作した反物が選出された。表彰式は22日午前10時から奄美市産業支援センターである。
「紬グランプリ」は反物を中心に76点の出品があり、製品の斬新さや市場性、色彩、デザインなどを審査し、入賞作品19点を選出。地球印競技会はこの76点について図案、染め、締め、加工、織りの工程別に柄の構成や絣(かすり)の表現力などを審査し、優秀作品6点を選出した。
「商品化コン」は消費者ニーズに合った商品づくりなどが目的。前回(21年度実施)の原図コンテストで入賞し商品化された作品8点を審査し、最優秀、優秀作品計3点を選出した。
審査は13~15日、市産業支援センターで実施。紬グランプリと商品化コンは行政や関係団体、卸売業者らに一般来場者を加えた70人余りの投票で入賞作品を選出。地球印競技会は伝統工芸士らが専門的観点で審査した。
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