伺ったのは、奄美市名瀬の崎原小中学校です。
小学生18人、中学生7人の小さな学校ですが、珍しい体験は校舎の奥で行われているそうなんです。
それが、こちら…「炭焼き窯」です。
ここ崎原小中学校では、地域の方、先生方の応援をもらって、毎年、子どもたちが炭焼き体験をしているんです。
今年も炭焼きが始まると聞いて、学校を訪ねました。
炭作りの指導 青田純孝さん「今日は木を炭窯に入れて火をつけるということで、ケガせんようにね、よろしくお願いします」
小学生たちは、赤土を砕いてふるいにかけ、水で練って窯の口をふさぐ粘土を作ります。
中学生になると、実際に窯に入り、作業をします。
ご覧いただいてわかるように、狭くて暗い中、重い木を1本1本、すきまなく並べていく作業は重労働です。
11月27日にこの火入れの作業をしたんですけれども、5日間火をたく作業をしまして、その後、今現在は火が完全に消えて窯の口をしっかりと閉じて、余熱で炭をたいている状況です。
今月の22日に窯を開ける予定となっております。
こちら、毎年行っていまして、ご覧いただいているのは昨年の炭の出来上がりとなっています。
また、先ほど5日間火を絶やさずにという所もありましたが、その際は校長先生そして教頭先生も朝早くから夜遅くまで火の番をしながら、地域の皆さん、子供たち、そして先生方も一体となってこの炭作りを行っております。