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先祖に感謝、「ウヤンコー」 喜界島、シマへの思い新た

鹿児島県喜界島の複数の集落で15日、「ウヤンコー(高祖祭)」があった。住民や出身者らが果物やお酒など供え物を手に墓参りし、先祖を敬った。

湾集落の墓地には、午後1時前から家族連れなどが足を運んだ。線香を手に親類の墓を回ってあいさつし、世間話や故人の思い出などを話す場面もみられた。

親族と墓参した地元の時岡久和さん(64)は「ウヤンコーは集落行事の中でも一番思い入れのある祭り。親交の場でもあり、シマへの思いを新たにできる貴重な一日だった」と話した。

ウヤンコーは先祖祭りの一つ。旧暦9月の最初の壬戌(みずのえいぬ)の日、主に島の西側の集落で行われ、集落によって墓参りの時間は異なる。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、帰省客は少なめ。感染症対策でマスク着用を呼び掛け、墓参りの時間は指定しない集落もあった。

南海日日新聞〔写真〕見事な染め上がりに笑顔を見せる奄美高校の生徒=11日、大島紬村

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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