鹿児島県奄美市名瀬の県立奄美高校(宇都尚美校長)はこのほど、島の素材を使ったオリジナル焼きドーナツ「あいらんどーなつ」を地元企業と共同開発した。油で揚げないヘルシーさや、島バナナなど3種の味が楽しめる。
ドーナツ開発は課題研究の授業の一環。新型コロナウイルスの影響で打撃を受ける島内経済循環に少しでも貢献できればと、商業・情報処理両科でつくる商品開発部が企画した。3年生7人が校内ニーズ調査から企業への提案、開発まで、約4カ月間かけて取り組んだ。
龍郷町のカフェ「それいゆふぁーむ」(勝島利美社長)の既存商品を活用し、生徒が味を選定した。高齢者も食べやすい「島バナナ×シナモン」、さっぱり味の「塩」、ココナツ味が楽しめる「紅茶×ココナツ」の3種類を用意。パッケージも話し合って決めた。
同校の商品化は4年ぶりとなる。生徒たちは「商品名やデザインを決めるまでが大変だった」「昨年は商品開発できなかった分、再チャレンジできた」「プレゼンテーションも初めての経験。楽しかった」と笑顔を見せた。
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