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ハマスタが奄美一色に ベイスターズ「奄美デー」=島の魅力アピール、市議会議長が始球式

プロ野球の横浜DeNAベイスターズは19日、横浜市の横浜スタジアムであった対中日ドラゴンズの試合で「奄美デー」と銘打ったイベントを開いた。鹿児島県奄美市議会の奥輝人議長が始球式を務めたほか、球場の外では同市が観光PRコーナーを設置。球場を「奄美色」に染め、自然と人情にあふれる島の魅力をアピールした。

イベントは、同球団が奄美市をキャンプ地としている縁で、毎年この時期に開催している。応援ツアー参加者と出身者ら約300人の奄美関係者も観戦。球場には「奄美デー」のテロップも流れ、観客席を埋めた約3万2000人の野球ファンたちにキャンプ地となっている島の存在をPRした。

試合に先立ち、奄美大島出身で唄者の辻美里さん(25)と、紬美人の金子きよらさん(25)が大島紬姿で登場。ドラゴンズの尾田剛樹選手とベイスターズの神里和毅選手に花束を手渡した。始球式では奥議長がワンバウンドながらも全力の投球を披露し、球場を沸かせた。

球場の外に設けられた奄美市の観光PRコーナーでは、世界自然遺産に登録された島の魅力や航空路線情報などを周知。球場を訪れた関東在住の佐々木亜衣さん(25)と里山晴香さん(25)=ともに奄美市出身=は「奄美がこんなに野球ファンに知ってもらう機会はないので、うれしい」と話した。

川崎市から両親と共に来場したベイスターズファンの男の子(10)は、観光PRコーナーでパンフレットを受け取り「小学校の社会科の授業で奄美のことを勉強したこともあって興味を持っていた。いつか奄美に行ってどんなところか見てみたい」と目を輝かせていた。

試合前のセレモニーで、選手代表に花束を手渡す紬美人の金子きよらさん(右)と奄美唄者の辻美里さん=19日、横浜スタジアム

 

始球式で力強い投球を披露する奄美市議会の奥輝人議長=19日、横浜スタジアム

南海日日新聞

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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