新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、鹿児島県徳之島で自粛が続いていた闘牛大会が元日から、約10カ月ぶりに連日開催されている。3日は全島一・ミニ軽量級優勝旗争奪戦天城町大会(同町闘牛協会中部・南部支部主催)が伊仙町のなくさみ館であり、地元ファンなど約800人(主催者発表)が詰め掛け、巨体がぶつかり合う熱戦に会場が沸いた。
取組は全10番。注目の全島一戦は、チャンピオン「牛若赤丸」と挑戦者「二代目大陸王」が対戦。挑戦者が猛攻を仕掛けた序盤以降は一進一退の攻防が続いたが、牛若赤丸が16分過ぎに相手の左脇腹付近へ速攻を仕掛けて戦意を喪失させ、16分24秒で初防衛を果たした。
ミニ軽量級は、挑戦者の(富)同志会海月ちゃんが王者のチビブルを54秒で退け新王者に。三賞は東勝輝幸心が殊勲、吉川実業が技能、福田青空が敢闘賞をそれぞれ獲得した。
正月闘牛大会は新型コロナの感染防止対策として、入場者数を1500人以下に制限。発券所を複数設けて来場者へ検温を行ったほか、観客に対しマスク着用を義務付けた。4日も同会場で闘牛大会が行われる。
※(富)は「〇」の中に「富」。
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