毎年、この時期に、年末年始の事故や犯罪の防止を呼びかけ、パトロールが強化されます。世界遺産にも登録され注目が集まる中、より安全安心な「結の島」づくりを目指して、今年は奄美警察署と瀬戸内警察署が合同で、パトロールの出発式を行いました。
出発式には、警察官の皆さん、防犯ボランティアや青パト隊員の皆さん、地域の子どもたちも参加しました。
(奄美警察署・生活安全課 川原 隆志課長)「(Q.出発式をご覧になっていかかでしたか?)犯罪を起こさない、交通事故を抑止することを目標に今回、合同出発式をさせていただきました。非常に盛り上がりましたし、住民のみなさんの気運の上昇にもなったのではないかと思います」
(奄美警察署・生活安全課 川原 隆志課長)「当署員の三味線を使った島のブルース、瀬戸内署員のギター演奏、また、中学生の和太鼓も気持ちのこもった勢いのある演奏で感動しました。また、防犯意識の向上にもつながるいい演奏だったと思います」
(奄美警察署・交通課 末永 健太課長)「三太郎太鼓初めて聞きましたが、生徒のみなさんの勇壮な姿に感動しました。こういう活動を通じて、警察署も気軽に相談しやすい場所だと身近に感じていただけたら。みんなで交通安全の意識を共有して事故防止に取り組んでいくことが必要だと思います。相手への思いやり、「結い」の心を持って運転していただくことで、交通事故は減っていくと思います」
県内外の出身者の方々が、奄美大島に赴任してくださったのちに島の文化に興味を持ってくださって、より知りたいということで三味線を習っている方も多いのですが、その中でぜひ地域の方とコラボレーションをしたいとのことで実現となりました。
今年は奄美大島は世界自然遺産登録という節目となりましたが、結の気持ちでみんなで島のいいところ残していこうという出発式になりました。また、年末年始はたくさんの人が島を訪れてくださると思いますが、みんなで島の良さを発見でき、安全安心に過ごせる年末年始になるのではと思った出発式でした。