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17歳が「りぼん」デビュー 奄美の女子高生、虹沢さん

17歳が「りぼん」デビュー

少女漫画誌「りぼん」の新人発掘企画「りぼんまんがスクール+(プラス)」で、鹿児島県奄美群島在住の女子高校生(17)=ペンネーム虹沢羽見さん=の作品が準りぼん賞を受賞した。17日発売の増刊号に掲載される。虹沢さんは「まだ実感が湧かないほどうれしい」とデビューの喜びをかみしめた。

南海日日新聞〔写真〕受賞作「きみに染まる」のヒロイン(集英社提供)

南海日日新聞〔写真〕受賞作「きみに染まる」のヒロイン(集英社提供)

作品名は「きみに染まる」。要領がよく周囲からも完璧と評価される主人公の男子高校生と、不器用だが素直な優しさを持つヒロインのほろ苦い恋愛模様を描いた。

物心つく前からイラストを描くのが大好きで、小学校5年生から同誌への投稿を始めたという虹沢さん。同賞への挑戦は4回目だった。以前にも他の賞での受賞、掲載の経験はあるが、「本気で漫画家を目指す人たちが挑戦している賞。私一人の力では無理だった。相談に乗ってくれた担当の人や友達のおかげ」と感謝を込めた。

作品について同誌編集部の担当編集者は「17歳とは思えないほど絵とストーリーの密度が高い。本人の謙虚さと努力のたまもの」とたたえ「これからのりぼんを引っ張っていく存在になってほしい」と期待を寄せた。

「漫画を優先しすぎて勉強がおろそかになったこともあるけれど、友達の恋愛話やのろけ話からアイデアを得た。高校生活は楽しい」と話す虹沢さん。「さまざまなパターンに挑戦して自分の作風を見つけたい。将来の夢はりぼん本誌で連載すること」と目を輝かせた。


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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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