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「奄美の海、すギョい!」 瀬戸内町=さかなクンと多様な生き物学ぶ

「さかなクンと学ぼう!大島海峡のサンゴ礁と不思議な生きもの達」と題したシンポジウムが11月19日、瀬戸内町の「きゅら島交流館」であった。町内の親子連れなど約200人が来場。タレントで東京海洋大学客員教授のさかなクンら海の専門家の講演があり、サンゴ礁が育む多様な生き物や環境保全の取り組みに理解を深めた。

南海日日新聞【写真】クイズを交えて、魚のイラストを描いて特徴などを説明したさかなクン=19日、瀬戸内町

 奄美・沖縄の世界自然遺産登録から1年を経て、奄美大島の南端、大島海峡の生物多様性に理解を深めようと、奄美せとうち観光協会、瀬戸内町海を守る会、日本自然保護協会、世界自然保護基金(WWF)ジャパンが共催した。

 さかなクンは、海底に「ミステリーサークル」と呼ばれる幾何学模様の産卵床をつくるアマミホシゾラフグなど、奄美近海で見られるさまざまな魚の特徴や生態をイラストを使って分かりやすく説明。「奄美のお魚クイズ」と題して、魚のイラストを描いて三択クイズを出題し、正解者にイラストをプレゼントした。

 奄美の海について「来るたびに『すギョい』と感動をいただいています。海が元気だからたくさんのお魚ちゃんが輝いていて、おいしいお魚も捕れる。人が優しくて、思いやりがあるから、きれいな自然が続いているんでしょうね」と語った。

 シンポジウムでは他に、園山貴之さん(下関市立しものせき水族館「海響館」学芸員)、横山祐典さん(東京大学大気海洋研究所教授)、安部真理子さん(日本自然保護協会)、祝隆之さん(瀬戸内町海を守る会会長)が講演した。

 さかなクンと同じく魚の絵を描いた白衣姿で来た嘉鉄小(かてつしょう)の1年生は「クイズに正解してうれしかった。さかなクンは『ギョギョ』って言うところが好き」とプレゼントのイラストを手に笑顔で話した。

 

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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