鹿児島県知名町文化協会青年部主催の第20回「五月の祭典」が5月28日(土)夜、おきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなで開かれた。沖永良部島の芸能団体が出演。日本舞踊や島唄、伝統芸能など多彩な舞台で観客を楽しませた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりの開催。コロナ禍で島内の芸能団体が発表する機会が失われていたため、今回は出演団体を地元に絞り、例年続けてきた島外のゲスト出演を見合わせた。
祭典は2部構成。第1部は玉木流糸和会福田清美琉舞道場の琉球舞踊「かぎやで風」で幕開け。正名集落の男衆で組織する「正名ヤッコ踊り保存会」は笠(かさ)を手に勇壮で軽快な踊りで会場を魅了した。
第2部では同町の指定無形民俗文化財「瀬利覚の獅子舞」を披露。誘導者の囃子(はやし)に合わせ、舞台を縦横無尽に舞う獅子に、会場からは大きな拍手が送られた。
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