鹿児島県沖永良部島産マンゴーの生育が順調だ。栽培ハウスでは、間もなく始まる収穫・出荷に向け、強い日差しから果実を守る傘掛けや、落下・傷を防ぐ袋掛け作業に追われる生産者の姿が見られる。出荷は例年7~8月に最盛期を迎える。
和泊町経済課、知名町農林課によると、島内で果樹生産組合に加入している生産者は96人(和泊46人、知名50人)。今期は昨年末から3月にかけた低温の影響などで花芽の付きが良く多くの実がなり、豊作が期待されるという。
約1万個の実がなったハウスで作業をしていた和泊町の生産者、東孝一さん(48)は「今期は量、質ともにこれまでで一番いい出来。既に予約注文の受け付けを始めており、7月上旬から発送できそうだ」と笑顔で話した。
2020年度実績は知名町が出荷量38・7トン、出荷額9704万円で、21年度は出荷量32・4トン、出荷額8515万円を計画。和泊町は調査中としている。
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