屋仁川通りのサガリバナ満開
鹿児島県奄美市名瀬の繁華街・屋仁川通りでサガリバナが見頃を迎えた。繊細な装いと芳香が特徴の花が鈴なりに咲き、街行く人の目を楽しませている。開花シーズンは例年10月末ごろまで続く。
サガリバナは夕方に開花し、翌朝には散ってしまう。一夜限りのはかなさと美しさで人々を魅了する。屋仁川のサガリバナは、2013年に有志が集い、旧奄美市水道課施設前の歩道沿いに植栽したもの。今年は施設の取り壊しで一部の株が移植されたが、残った株が例年通りに花を咲かせている。
水やりなど、サガリバナの面倒を見ている70代男性は「今年は6月末くらいから開花した。写真を撮る人も年々増えてきている」と笑顔を見せ「今年は花の数が多く、にぎやか。新型コロナで散々なわれわれ人間をなぐさめてくれているのかも」と話した。
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