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流しそうめんや昔遊びが人気 天城町=当部あがりまた祭り、子どもの歓声響く

鹿児島県徳之島の天城町で27日、当部あがりまた祭り(天城町南部地区推進協議会主催)があった。会場となった同町当部集落の観光拠点施設「茶処あがりまた」には、流しそうめんや昔遊びの体験コーナーが設けられ、普段は静かな集落に子どもたちの歓声が響いた。

祭りは当部集落の地域活性をテーマに2018年に初めて開催。兼久小学校の児童約80人のほか、校区の子どもたちや保護者、集落民など約200人が訪れた。

流しそうめんはコロナ禍で自粛していたが、今回から復活。約10メートルの竹製の樋(とい)が用意され、子どもから高齢者まで多くの人が列をつくって涼やかな夏の風物詩を堪能した。

会場ではかき氷や集落住民が用意したドーナツやソーダ餅(黒糖菓子)などが無料で振る舞われ、竹製の水鉄砲など昔ながらの遊びも好評だった。

来場した兼久小学校の児童は「この時期は空手や野球の遠征が重なるので、今回が初めての参加。豆を箸でつかむ昔の遊びが面白かったし、そうめんも冷たくておいしかった」と話した。

子どもの頃のごちそうだったという塩豚のおにぎりを子どもたちに振る舞った竹田わか子さん(77)は「普段は静かな集落だが、子どもたちがたくさん来てくれてきょうはにぎやか。思い出の味を子どもたちに食べてもらえてうれしい」と笑顔を見せた。

暑さの中で流しそうめんを楽しむ子どもたち=27日、天城町当部

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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