来月からの休校が決まっている鹿児島県瀬戸内町・加計呂麻島の秋徳小中学校でも25日、修了式が行われました。中学2年と小学5年の姉妹2人が、慣れ親しんだ学校との別れを惜しみました。
加計呂麻島の南側の海に面した集落にある秋徳小中学校。明治32年=1899年に開校した120年の歴史を誇る学校です。昭和30年代にはおよそ200人いた児童・生徒も年々減少し、今年度は4人でした。
そのうち中学生2人が今月卒業したため、25日の修了式に出席した在校生は、中学2年生の盛亜衣実さんと小学5年生の妹・那南亜さんの姉妹2人だけでした。学校は来月から休校することが決まっていて、2人にとっては25日が慣れ親しんだ学校での最後の一日です。
瀬戸内町では、1970年代以降、人口減少の影響で小中学校10校が廃校し、6校が休校となっています。伝統のある学校の休校を惜しむ声は、地元からも聞かれます。
休校する来月からは2人は島内の別の学校に通います。2人が式の最後に職員と一緒に校歌を歌って別れを惜しみました。