「奄美、沖縄」の4つの島のユネスコ世界自然遺産への登録が決まりました。悲願だった登録の決定に、一夜明けた27日も奄美は喜びに沸いています。
空港で配られていたのは、世界自然遺産への登録決定を知らせる新聞の号外です。「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」は、その豊かな生態系が評価され、国内で5件目、県内で屋久島に続き2件目の世界自然遺産登録が決まりました。
国による推薦が一度は取り下げられるなど、紆余曲折を経ての悲願達成。コロナ禍で打撃を受けた観光の「追い風」とも期待されています。
(奄美大島観光協会・越間得晴会長)「コロナ禍でここ1年半ほど観光事業者にとっては大きなダメージがあったので、この世界自然遺産登録というのは大きな希望の光になる」
そして午後、奄美群島の12の市町村長による会議で、観光振興の計画をまとめ、登録の効果を群島全体に波及させていくことが確認されました。
ようやく実現した世界自然遺産登録を今後につなげるために。奄美は動き出しています。