奄美の春は足早(あしばや)でこれから長いシーズンがやってきます。
早くも夏が待ち遠しいところですが、そんな季節にぴったりの食べ物といえば!
そう、今回は嫌いな人などいないであろうカレーの話題です。
奄美の食材を使っているカレーということで早速お店に伺いました。
向かったのは龍郷町大勝(おおがち)の「COLORS(カラーズ)」さん。
こちらのお店、何のお店か分かりますか??
実は、ここ美容室なんです。代表の加藤和生(かずお)さんは約10年前に東京から移住。
大のカレー好きで、自ら作ったカレーをお客さんにふるまったり、また、地元のお祭りで出店するなど。
それも販売するやいなやすぐに完売という美容師さんが作るカレーはたちまち人気者になりました。
スパイスの効いた豊かな香りとコク。新しい南国のカレーがやみつきに!
それもそのはず。何度も何度も試作を繰り返して出会ったというのが「打田(うった)原(ばる)の真塩(ましお)」と「水間(みずま)製糖(せいとう)工場の黒糖」。
このやみつきになる味に必要なのが奄美の伝統素材「天然塩(てんねんじお)」と「純黒糖(じゅんこくとう)」だったというわけです。
また、小麦粉を使わないグルテンフリーで動物油脂なども使っていないため、ベジタリアンも食べれるビーガンカレーなんです。
そしてついに地元のファンからの後押しもあり、ついに念願の商品化へと!
加藤さんにお話を伺いました。
「大勝集落の桜まつりがありまして、そこで私が作ったカレーをよく提供していた。評判がよくてみんなが食べたいと言ってくれた。」
「私は美容室を経営をしているので、なかなかお店を開くことはできない。レトルトカレーを作れば、みんなに食べてもらえると思った。」
「島の中ではお土産屋さんや、薬局などで置いてもらっているのですが、今後全国に販売の販路を広げる計画もしている。」
このカレーは加藤さんのお子様の名前から1字ずつとって、北インドカレー「月(つき)ノ(の)虎(とら)」として商品化。
外食の機会が少なくなった昨今。奄美大島の食材を活用したカレーを全国に届けるために、レトルトカレーという形に。そして、こちらが、パッケージです。
このパッケージは龍郷町在住のアーチストRIEさんが描いてくれました。
また、この「奄美発の北インドカレー月ノ虎」の全国展開を後押ししてくれたのは「FAAVO」(ファーボ)というクラウドファンディングなんです。
この「ファーボ」について詳しいことを奄美群島広域事務組合の米田(よねだ)係長に伺ってます。
「FAAVO奄美群島は奄美群島広域事務組合がクラウドファンディング運営サイト「FAAVO」のエリアオーナーで、これから新しいことにチャレンジしたい、やりたいことがあるけどなかなか一歩が踏み出せない人を後押しするサイトになっている。」
「チャレンジしたい方は一度、奄美郡島広域事務組合へご連絡いただければと思います。」
この事業の活用によって製造費や通販サイトの設備投資などに充てるようです。
都会の大手でデパートでも販売を計画してるということ。
奄美の食で免疫向上のビーガンカレー。みなさんのお手元に届くのももうすぐです。