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闘牛大会、初の中止決定 徳之島、新型コロナ対策で

闘牛大会中止決定

鹿児島県の徳之島闘牛連合会(資村浩一会長、理事21人)は21日夜、天城町役場で緊急理事会を開き、全島一決定戦など5月の大型連休に開催予定だった体重別4階級のチャンピオンを決める闘牛大会を中止することを全会一致で決めた。全国的な新型コロナウイルスの感染拡大を受けたもので、大会の中止は史上初となる。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国などからの各種イベント自粛要請を受け、3月中旬~4月末に開催予定だった闘牛大会は自粛。5月は2日に軽量級(800キロ以下)、3日は中量級(900キロ以下)、4日はミニ軽量級(700キロ以下)と全島一(無差別級)の4タイトル戦が予定されていた。

21日の理事会には資村会長と全理事、連合会事務局の23人が出席し非公開で行われた。事務局によると、理事会では冒頭、18日に資村会長ら役員4人の会議で決めた大会中止の方針を説明。全国的に文化イベント、スポーツが自粛・中止している現状に加え、開催した大会の来場者から感染者が確認された場合、徳之島闘牛が批判の対象となる懸念があることから、伝統文化の維持を見据えて中止を決断した。

再開時期については年4回の理事会を毎月開催に拡大し、国の動向を踏まえて検討する。再開後も世界的に新型コロナウイルスが終息していない可能性もあることから、徳之島保健所や医療関係者から指導、助言を受け、興行する際の感染防止対策の強化を図る。

理事会を終え資村会長は「新型コロナの感染拡大で東京五輪の開催も不透明な中、闘牛をやっている場合ではない」と強調。連合会事務局は「10年、20年先も闘牛を続けていくための措置」と説明した。

南海日日新聞〔写真〕徳之島最大の観光イベントとなっている闘牛大会

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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