鹿児島県徳之島伊仙町の下検福集落(琉太三区長、100世帯)が集落内の県道沿いに整備した無人販売所「四季菜」が7日、オープンした。地域住民が用意した新鮮な地場産野菜が並び、多くの人でにぎわった。
集落にお金を落とす仕組みを作って農家の生産意欲を高め、地域活性化につなげようと企画。町の2019年度がんばる集落支援事業を活用して整備した。総事業費は29万4千円。
集落の農家ら30人で出荷組合をつくり、四季折々に採れる野菜を持ち寄る。売り上げの一部を基金として積み立て、集落の運営費や自治公民館の改修費、青少年育成費に充てる計画だ。
初日は午後3時前にオープンした。ニンジンやトウガン、島バナナなど十数種類の野菜や果樹が並び、集落民を中心に多くの人が買い物を楽しんだ。
琉区長(58)は「無人販売所のオープンをきっかけに、子どもたちに農業の素晴らしさを伝え、集落の活性化と親睦を図る拠点にしていきたい」と力を込めた。
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