6日日曜日、鹿児島県を縦断した台風10号、記録的な暴風で各地に被害を及ぼしました。県内で最初に暴風域に入った奄美地方北部、奄美市のケーブルテレビ、アマミテレビから映像がとどきました。5日(土)朝、龍郷町手広海岸の様子です。台風10号接近にともない高波が次々と打ち寄せます。
そして、6日(日)朝、暴風域に入った奄美地方北部、奄美市内も強い雨と風に見舞われます。満潮時間、川の水も道路ギリギリの高さまであがってきています。
高潮も警戒された今回の台風10号、この地区では何とか浸水はまぬがれたそうです。
取材した奄美テレビの浜崎亮平さんにお話を伺いました。
「暴風域に入った奄美市や龍郷町を取材しましたが、風がすごく強かったです。看板が倒れ、自動車が下敷きになったり、木々が散乱し道をふさいだり四輪駆動車も風にあおられました。名瀬から空港のある北部の方へ車を走らせましたが、龍郷や笠利など風の影響で小屋がとんだり被害を目にしました。停電も昨夜、全島で解消。わが奄美テレビがケーブルでお届けしてますが笠利の一部で復旧作業中もあるそうです。また生鮮食品も明日の朝、鹿児島からの下り便で入るということです。」
災害をもたらす台風ですが、一方で海・自然にとっては違う流れもあるそうです。台風の激しい波で海底の海水もすごくかき混ぜられて、より美しい海へとリセットされる気がします。浜崎さんが撮影した水中映像「奄美海」手広海岸編をご紹介しました。