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世界自然遺産、観光振興へ連携 国内5地域がシンポジウム=豊かな魅力PR 奄美・沖縄も参加

国内の世界自然遺産地域の観光振興に向けたシンポジウムが1月16日、オンラインで開かれた。奄美・沖縄など5地域の観光関係者らがそれぞれの自然環境や観光スポットなど個性豊かな魅力をPRし、保全の取り組みを紹介。「素晴らしい景色を体感して」「自然に癒やされて」などと来訪を呼び掛けた。

世界自然遺産5地域の観光関係者が参加したシンポジウム=16日

南海日日新聞【写真】世界自然遺産5地域の観光関係者が参加したシンポジウム=16日

東京都と東京観光財団が自然遺産地域のある道県と連携して進める観光振興に向けた取り組みの一環。シンポジウムは各地域の魅力を伝え、旅行商品の造成につなげる目的で2020年に始まり3回目。奄美・沖縄の参加は初めて。自然遺産に関心のある人や旅行会社、メディアなどの関係者が視聴した。

知床(北海道)、白神山地(青森、秋田)、小笠原諸島(東京)、屋久島、奄美・沖縄の観光関連団体の代表7人によるトークセッションがあり、お薦めの観光スポットや体験プログラム、保全活動を紹介した。

南海日日新聞【写真】奄美群島観光物産協会の榮野さん(右)がPRした体験プログラム

奄美群島観光物産協会の榮野知美さんは体験交流イベント「あまみシマ博覧会」を紹介し、アマミノクロウサギなどを観察するナイトツアーや郷土料理体験などのプログラムをPR。奄美大島の金作原(奄美市名瀬)や徳之島の林道山クビリ線(徳之島町)など、遺産地域周辺で導入されたガイドの同行制や人数制限など利用規制の取り組みも紹介した。

流氷にクジラやオオワシなど雄大な自然が楽しめる知床や、原生的なブナ林が広がる白神山地、イルカと一緒に泳ぐドルフィンスイムが人気の小笠原、こけむした森の中を散策できる屋久島の白谷雲水峡など、他の地域も多彩な観光地の魅力をPRした。

自然体験の自主ルールやガイドの認定制度、遺産地域の巡視活動など、環境保全と観光利用の両立に向けた取り組みも紹介された。

視聴者から「訪問するのに最適な季節と日数は」「食生活について教えてほしい」などさまざまな質問が寄せられた。

トークセッションに先立ち、タレントで魚類学者のさかなクンが基調講演し、5地域の近海で見られる魚の特徴や生態を、ラストを使って分かりやすく説明した。

 

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1946年(昭和21年)11月1日に奄美大島で創刊された奄美群島を主要な発行エリアとする新聞。群島民挙げて参加した日本復帰運動をリードし、これまでにシマの文化向上・発展のための情報を伝えてきた。
現在も奄美群島の喜界島、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島の8島を発行対象とし、その地域のニュース・生活情報を提供。現在、奄美出身者向けに奄美のニュース(本紙掲載)を月1回コンパクトにまとめた情報紙、「月刊・奄美」も 発行している。

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