県内では、秋の交通安全運動が行われています。
奄美警察署の管内では、事故がゆるやかな増加傾向と聞いて、とても心配しています。
そこで、たくさんの人に交通安全に関心を持ってもらいたいと、工夫を凝らした奄美署の取り組みを取材しました。
大島高校・書道部 交通安全運動に合わせたパフォーマンス
毎年、交通安全運動に合わせて、書道パフォーマンスを行っています。
「交通安全に対する思いをぶつければいい。振りを間違ってもいいから、一生懸命、笑顔で元気よく!」
ーあなたを救う 心のゆとり
誰かを守る 思いやり
大切な人と笑い合える日々が
明日も 明後日も つづきますように
結い 繋ぐ 大島高校書道部—
(奄美警察署・交通課長 末永健太さん)「いろんな世代に交通安全意識を強く持ってもらいたくて、大島高校の書道部にパフォーマンスをお願いした。交通安全も心をひとつにしてみんなの力で交通事故ゼロを目指すという意味でも、いいパフォーマンスになった。」
(奄美警察署・交通課長 末永健太さん)「心に残ったのは、赤い文字に書いてある『心のゆとり 思いやり』。『思いやりとゆずりあい』が交通事故ゼロを目指すにも必要なテーマであるので、とても意味のある文字を書いてもらった」
(大島高校・書道部 部長 上野凛さん)「最後のパフォーマンスで書いた『結い 繋ぐ』は個人的には一番伝えたかった」
奄美小学校 オリジナルステッカーづくり
今回、6年生が交通安全のステッカー作りに挑戦しました。
標語やデザイン、すべてオリジナルの交通安全ステッカーです。
(児童)「交通事故のニュースとかあるし、気をつけてほしいから書きました」
(児童)「最近、シートベルトをつけていない人が多い気がして、書きました」
(児童)「お年寄りにもやさしく、交通ルールを守って欲しい」
できたステッカーをマスクのパッケージに張り付けて…
(奄美市警察署・交通課 堀泰裕さん)「6年生に協力をお願いして『気をつけマスク』を作成して立派に仕上がりました。これからは『感染防止』と『事故防止』を。ひとりでも多くの方がこれを見て、交通安全意識を高めてもらえればと思っています。交通事故は、ひとりひとりの心がけ次第で絶対に無くなります。いつも以上に安全運転、自分の身を守る行動をお願いします。」
奄美小学校の6年生が作ってくれたステッカーは、奄美警察署にて免許更新の際にドライバーに配られる予定になっています。
そして、ステッカーを作った子どもたちには、奄美警察署から、腕に巻く反射材バンドがプレゼントされました。その際には、「これから暗くなるのが早くになります。歩行者も交通ルールをしっかり守って過ごしてください。」とお願いもありました。
交通安全運動期間は9月30日までですが、今回のステッカーからも子どもたちはちゃんと見ているんだな、と実感しました。また、大島高校のみなさんの書道の言葉もしっかり心にとめて、これからも過ごしたいと思います。